優柔不断の亞型に、他人から意見を聞くと、そのつど、それをそのまま自分の意見にしてしまうというパターンがある。もちろん、他者から直接聞いた意見の場合もあれば、本などに書かれているものの場合もある。この種の人たちは、そのため、人から意見を聞かされるたびに自分の考えを変えてしまう。次に聞いた考えが、それまでの考えと正反対の場合であっても、あっさりと、しかも平然と意見を変えることすらあるので、「自分がない」とか「節操がない」とかと見られることになる。このような人たちは、もちろん、自分が発した言葉に責任を感じることがないし、信頼性がないことを強く指摘されてすらそれを認めない。その時その時の考えなのだからしかたがないというわけである。その人が周囲に及ぼす影響が小さければ問題も小さくてすむけれども、その人が社会的に重要な立場に置かれている場合には、問題は大変大きなものとなる。
From: 「懲りない・困らない症候群」とはどのようなものか 1